タワークレーン
たわーくれーん
タワークレーンとは
超高層建築や大型橋梁の建設現場において、基礎に頑丈に固定された高い塔の頂部に、旋回するジブを備えた大型の固定式クレーン。建物が高くなるのに合わせて、自身のマストをジャッキアップして上昇する機能を持ち、狭小な都市部で鉄骨や資材を高層階へ効率よく揚重する目的で設置される。高層ビルやタワーマンションの躯体工事において、工事の初期から外装の仕上げ段階まで長期にわたって現場の物流の心臓部として稼働する。ジブの動き方によって、腕を上下に起伏させるタイプと、水平な腕の上をトロリーが前後に移動するタイプがあり、隣接する建物への越境制限や揚重する重量など、現場の空中の制約条件に合わせて最適な機種が選定される。
出典: 建設機械施工管理技術テキスト(建設業振興基金)
現場での使われ方・注意点
クレーンオペレーターや玉掛け工が、高層ビルの鉄骨建方時などに運用する。旋回時は、上空の風速が10m/sを超えた場合は即座に作業を中止し、ジブをフリーにして風圧による倒壊事故を防ぐ。段取りの勘所は、複数のクレーンが同時に稼働する現場において、ジブ同士が空中で衝突しないよう、それぞれの作業半径と優先順位を定めた揚重計画を緻密に練ること。よくある失敗は、クライミング作業中にマストを固定するボルトの締め忘れや手順の省略により、クレーン本体がバランスを崩して落下する大事故。移動式クレーンと異なり、一度設置すると簡単に位置を動かせないため、解体して地上に下ろすまでの全工程を見越した初期の配置決定がプロジェクトの成否を分ける。
別の呼び方
据え置きクレーンタワークレーンTower Craneクライミングクレーンタワー型クレーンジブクレーン
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建設機械の中での位置づけ
タワークレーンは「建設機械」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは建設機械(7語の説明に登場)です。この分類の27語は建設機械の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10