建辞郎建設・土木の用語辞典

焼きなまし鉄線

やきなましてっせん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

鉄筋工事

焼きなまし鉄線とは

建設現場において、交差する鉄筋同士を結びつけて固定するために用いる専用の細い針金。硬い極低炭素鋼の線を、工場で一度高温で加熱してからゆっくりと冷ます「焼きなまし」という熱処理を施すことによって、独特の柔らかさを持たせていることに由来する。この特殊な処理により、職人が工具を使って手首をひねるだけで簡単にクルクルと曲げられるほど柔らかい一方で、強く引っ張ってもプツンと切れない強靭な粘り強さを併せ持つ。コンクリートを流し込む際の圧力で鉄筋がバラバラにならないよう、強固に結束するために不可欠な材料。

出典: 日本建設業連合会

現場での使われ方・注意点

鉄筋工が腰のベルトに大量にぶら下げておき、ハッカーと呼ばれる先が曲がった専用の工具を使って鉄筋を縛るのに用いる。現場では単に「結束線(けっそくせん)」や「バンセン」と呼ぶことが多い。交差部分に巻き付けてクルリとねじり上げる際、根元までしっかりと引き絞って鉄筋同士が絶対に動かないように固く締め付けるのがプロの技。よくある手戻りは、縛った後の針金の余った先端が外側を向いたまま放置されること。コンクリートの表面近くまで針金が飛び出していると、そこから雨水が染み込んで内部から錆びてしまう原因になる。

別の呼び方

やきなましてっせんなまし鉄線結束ワイヤー

鉄筋工事の中での位置づけ

焼きなまし鉄線は「鉄筋工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは鉄筋工(2語の説明に登場)です。この分類の9語は鉄筋工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23