建辞郎建設・土木の用語辞典

開口補強筋

かいこうほきょうきん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

鉄筋工事

開口補強筋とは

鉄筋コンクリート造の壁面に窓や扉などの開口部を設ける際、その周囲に配置する補強用の鉄筋。壁に穴を開けることで失われる構造的な強度を補うために使われる。建物の壁においては、地震の揺れやコンクリートの乾燥収縮によって、開口部の四隅のコーナー部分に応力が集中し、斜め方向のひび割れ(クラック)が発生しやすい。これを防ぐために、開口の上下左右に添える縦横の鉄筋に加え、四隅の角に対して斜め45度の方向に補強筋(通称・斜め筋)を配置して耐力を高める。設計図書の指定により、鉄筋の太さや長さ、配置間隔が細かく規定されている。

出典: 国土交通省 建築工事共通仕様書

現場での使われ方・注意点

現場では「斜め筋(ななめきん)」や「補強筋」と呼ばれる。マンションの外壁工事など、サッシを取り付ける周囲の壁配筋を組むタイミングで施工される。勘所は、型枠を閉じる前に、補強筋が設計通りの長さと角度で所定の位置に収まり、主筋にしっかりと結束されているかを確認すること。窓枠の四隅は鉄筋が過密になりやすく、コンクリートが隅々まで回りにくくなるため、バイブレーターが挿入できる隙間を確保する配慮も必要。配置を忘れたり、結束が甘くて打設時にずれたりすると、完成後に外壁の角から雨水が侵入する原因となる斜めクラックが高確率で発生してしまう。

別の呼び方

かいこうほきょうきん開口補強窓周り補強筋

鉄筋工事の中での位置づけ

開口補強筋は「鉄筋工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは鉄筋工(2語の説明に登場)です。この分類の9語は鉄筋工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

開口補強筋についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23