建辞郎建設・土木の用語辞典

定着

ていちゃく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

鉄筋工事

定着とは

鉄筋の端部を、交差する別の構造部材の中に所定の長さだけ埋め込み、抜けないように固定すること。梁の鉄筋を柱の中に、あるいは柱の鉄筋を基礎の中に突き刺すように配置し、鉄筋の表面の凹凸(リブ)とコンクリートとの間に生じる付着摩擦力によって、地震などで強い引っ張り力がかかっても鉄筋が引き抜けず、構造物全体が一体となって力を伝達できるようにする仕組みである。真っ直ぐなまま埋め込む「直線定着」のほか、端部をU字やL字に折り曲げて抜けにくくする「フック付き定着」、先端に専用の金物を取り付ける「機械式定着」などの種類がある。

出典: 国土交通省 建築工事共通仕様書

現場での使われ方・注意点

現場では「定着長さ(ていちゃくながさ)」や「呑み込み」と呼ばれる。柱と梁、基礎と柱など、異なる部材の接合部の配筋を組み立てる際に登場する。段取りの勘所は、鉄筋の太さやコンクリートの強度ごとに細かく規定された「定着長さ」を満たすよう、鉄筋の加工寸法を正確に拾い出すこと。似た言葉である「継手(つぎて)」は鉄筋同士を繋いで延ばすことを指すが、定着は別の部材に埋め込むことを指す。定着長さが不足していると、大地震時に柱から梁がスポッと抜け落ちる致命的な破壊につながるため、配筋検査では真っ先にスケールを当てて長さが確認される。

別の呼び方

ていちゃく定着長

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鉄筋工事の中での位置づけ

定着は「鉄筋工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは鉄筋工(2語の説明に登場)です。この分類の9語は鉄筋工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23