層間差圧テスト
そうかんさあつてすと
層間差圧テストとは
病院の手術室や感染症病室、医薬品工場、電子部品のクリーンルームなどの特殊な建築物において、空気の逆流や微粒子、有害物質の拡散を防止するため、隣接する室や廊下、あるいは階層の間で規定された空気圧力の差が適切に維持されているかを微差圧計を用いて検証するテストである。空調設備工事の最終段階である試運転調整工程において実施され、清浄度を保ちたい部屋に多めの空気を送り込んで陽圧にしたり、逆にウイルスを外に出さないよう空気を引き抜いて陰圧にしたりする設計上の意図が、実際の建物の気密性能と空調風量のバランスの中で正しく機能しているかを客観的な数値として確認・記録するために不可欠な検査となる。
出典: 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)
現場での使われ方・注意点
専門の空調試験員や計装エンジニアが専用の測定器を用いて行い、すべての扉を閉め切った定常状態だけでなく、人が出入りする際のドアの開閉によって差圧がどのように崩れ、何秒で元に回復するかという動的な変化も合わせて測定される。段取りの勘所として、建築側の建具の隙間や天井裏の気密処理が不十分だと、いくら空調機の風量を調整しても空気が逃げて差圧が形成されないため、内装工事の段階からシール打ちなどの気密施工を徹底させておく必要がある。単なる風量測定と異なり、隣の部屋との相対的な圧力バランスを見るため、一部屋だけの設定を変更すると玉突き事故のように全体の気密バランスが崩れてしまう複雑さに注意を要する。
別の呼び方
耐圧試験pressure test室間差圧テスト差圧測定テストTABテストクリーンルーム差圧試験
管工事・設備の中での位置づけ
層間差圧テストは「管工事・設備」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは給湯配管(3語の説明に登場)です。この分類の32語は管工事・設備の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10