建辞郎建設・土木の用語辞典

サニタリ配管

さにたりはいかん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

管工事・設備

サニタリ配管とは

食品工場、薬品工場、化粧品製造現場、またはバイオ研究施設などにおいて、管内部に細菌やカビの繁殖、製品の異物混入(コンタミネーション)を防ぐための極めて衛生的な配管設備のこと。高い品質管理が求められるクリーンな製造環境を維持するために施工される。サビに強く耐食性に優れたステンレス鋼管(SUS316L等)が多用される。最大の特長は、汚れの滞留を防ぐため、管内面の溶接部をバフ研磨等で鏡のように徹底的に平滑化し、洗浄性を極限まで高めることで衛生的な状態を保てる構造になっている点である。

出典: 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)

現場での使われ方・注意点

現場では「サニタリー」や単に「サニ管」と呼ばれる。専門のサニタリー配管工や施工監督が、クリーンな生産ライン構築時に施工する。段取りの勘所は、配管の接続部に液溜まりを一切作らないこと。そのため接続は一般的なねじ込みやフランジではなく、ガス溜まり(デッドスペース)が生じずワンタッチで分解洗浄できる「ヘルール継手(クランプ接続)」や、内面に凹凸を出さない自動TIG溶接(裏波溶接)で接合する。よくある失敗は、溶接時のシールドガス不足で管内が酸化し、そこから雑菌が繁殖して品質不良を引き起こすことである。

別の呼び方

衛生配管sanitary pipeサニタリー配管ヘルール配管

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管工事・設備の中での位置づけ

サニタリ配管は「管工事・設備」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは給湯配管(3語の説明に登場)です。この分類の32語は管工事・設備の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10