金輪継ぎ
かなわつぎ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
金輪継ぎとは
日本の伝統的な木造建築において、二つの木材を一直線に長くつなぎ合わせるための継手工法の一種です。つなぎ合わせる両方の部材の先端に同じ形状のT字形の目違いと呼ばれる段差を加工して組み合わせ、側面から込み栓と呼ばれる木の栓を打ち込んで強固に固定します。釘や金物を使わない伝統的な継手の中では特に引張方向への強度が高いため、大きな荷重がかかる柱の延長や、屋根を支える梁や桁の接続に用いられます。ただし、金物やボルトで強く緊結する現代の接合法と比較すると、横からの曲げに対する耐力には限界があるという特徴を持っています。
出典: 日本建築学会
現場での使われ方・注意点
熟練の宮大工や木造大工によって、主に古民家の改修工事や歴史的な社寺建築において、腐朽した柱の根元だけを新しい木材に取り替える根継ぎなどの修繕作業で多用されます。継手の構造が複雑で、木材同士の密着度がそのまま全体の強度に直結するため、墨付けからノミの加工に至るまでミリ以下の極めて高い精度が要求されるのが施工上の勘所です。少しでも隙間が空いていると栓を打ち込んだ際に木材が割れたり、数年後の乾燥収縮によって接合部がグラグラに緩んだりといった致命的な失敗を招くため、部材の癖を読む技術が必要不可欠となります。
別の呼び方
かなわつぎかなわかなわつぎて金輪継
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大工工事の中での位置づけ
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23