建辞郎建設・土木の用語辞典

水切り

みずきり

音声:VOICEVOX:雀松朱司

防水・防食工事

水切りとは

建築物の外壁の下部や窓の周囲、バルコニーの先端などに設けられる、雨水を外壁に沿って伝わらせずに建物の外へ確実に滴り落とすための金属製などの部材やコンクリートの溝加工のことです。雨水が壁の内部や土台へ侵入して漏水や木部の腐食を引き起こすのを防ぎ、建物の耐久性を維持するための防水の要として機能します。ガルバリウム鋼板やアルミ製の金物を取り付ける方法のほか、躯体の庇の裏側に溝を設けて水が奥へ回らないようにする構造的な工夫も含まれ、雨水の流れを意識した細部の納まりの確認が施工時に求められます。

出典: 公共建築工事標準仕様書(防水・防食)

現場での使われ方・注意点

水切り金物の傾斜が不足していたり、凹みがあると水が溜まってサビや雨漏りの原因となるため、取り付け時の勾配確認と、足場解体時の作業員による踏み抜き変形への注意が必要です。外壁を伝う水を外に逃がす役割があるため、外壁材と水切りの間に適切な隙間(クリアランス)がないと毛細管現象で逆に水を吸い上げてしまう失敗がよく起きます。また、板金の継ぎ手部分や出隅・入隅の重なり順序を間違えるとそこから水が浸入するため、水上側が水下側の上に乗るように施工されているかをルーフィングと同様にチェックすることが勘所です。

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防水・防食工事の中での位置づけ

水切りは「防水・防食工事」の用語です。この分類の8語は防水・防食工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-27