大阪湾最低潮位
おおさかわんさいていちょうい
音声:VOICEVOX:雀松朱司
大阪湾最低潮位とは
大阪湾や淀川の水系における堤防などの高さを測る際の基準として、過去の潮の満ち引きの観測から最も潮が引いた海面の一番低い状態をゼロメートルに定めた特殊な高さの基準面。オランダ語で水位を意味するPeilの頭文字をとってO.P.と略される。明治時代にオランダ人技師によって定められた歴史を持ち、全国共通で使われる東京湾の平均海面を基準としたT.P.とは異なる。関西の沿岸部や河川の工事において、堤防や護岸が水をせき止める高さを確保できているかを正確に測量するために、独自の基準として現在も厳格に用いられている。
出典: ウィキペディア日本語版「大阪湾最低潮位」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。
現場での使われ方・注意点
関西エリアの土木監督や測量士の間では、図面の表記通り「オーピー」と呼んで区別する。大阪周辺の河川工事や港湾工事において、新しく造る堤防の高さや川底を掘削する深さを決めるための絶対的な基準となる。現場で最も起こりやすい致命的な失敗は、全国標準であるT.P.の基準と混同してしまうこと。O.P.はT.P.よりも約1.3メートル低い位置をゼロとしているため、この変換計算をうっかり間違えて丁張りをかけると、出来上がった構造物の高さがまるごと1メートル以上ズレてしまい、洪水を防げないという大事故につながる。
測量・丁張りの中での位置づけ
大阪湾最低潮位は「測量・丁張り」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは座標(5語の説明に登場)です。この分類の12語は測量・丁張りの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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この項目の最終更新: 2026-07-02