本締め工
ほんじめこう
本締め工とは
鋼構造物(鋼橋や鉄骨造建物等)の架設工程において、部材同士を高力ボルト(ハイテンションボルト)で接合する際、初期の仮締めや建入れ直しによる橋全体の線形・たわみの調整を完了した後に、専用の電動シャーレンチ等を用いて規定の軸力・トルクで最終的な本締め付けを行う作業です。強力な締め付けによる摩擦接合の原理により、部材同士の強固な一体化を図るために行います。主に鉄骨鳶や橋梁鳶が担当し、高所作業車や足場上での施工が中心となります。接合部材の厚さやボルトの規格によって必要なトルク値や使用する機器が異なり、トルシア形高力ボルトとJIS形高力ボルトで締め付けの確認方法が変わります。
現場での使われ方・注意点
現場では単に「本締め」と呼ばれ、鉄骨建方の最終段階を担う重要な作業です。一次締め、ナットとボルトへのマーキング、そして本締めという規定の手順を確実に踏み、目視による締め忘れや締め付け不足、ボルトの共回りを防止します。段取りの勘所は、建入れ直しが完全に終わるまで絶対に本締めを開始しないことです。よくある失敗は、焦ってマーキング前に本締めをしてしまい、後から締め忘れの確認ができなくなることや、ボルト群の端から順番に締めて板が浮いてしまうことです。接合面の摩擦力低下を防ぐため降雨時の作業は原則禁止であり、天候判断も欠かせません。
別の呼び方
ハイテン締めボルト本締め
この工種の歩掛
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鋼構造・鉄骨工事の中での位置づけ
本締め工は「鋼構造・鉄骨工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは鉄骨造(7語の説明に登場)です。この分類の15語は鋼構造・鉄骨工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-08-01