流動化処理工
りゅうどうかしょりこう
流動化処理工とは
工事現場で発生した建設発生土(掘削土)に、水とセメントなどの固化材をプラントで混合し、泥水状にして自硬性を持たせた「流動化処理土」を用いて埋め戻しを行う工法。通常の土砂では転圧(締め固め)用の重機が入らない狭小な掘削溝や、地中に残置する廃管の内部、地下構造物の複雑な隙間を埋めるために使われる。非常に流動性が高いため、ポンプ車で流し込むだけで隅々まで密実に充填でき、振動ローラーなどによる締め固め作業が一切不要になるのが特徴。硬化した後は周辺の地山と同等以上の強度を発揮し、陥没や地盤沈下を防ぐ役割を果たす。
出典: 土木工事標準仕様書(第1編 土工)
現場での使われ方・注意点
現場では材料を指して「流動化土(りゅうどうかど)」「スラモル」「LSS(エルエスエス)」などと呼ぶ。通常の生コンクリートと同じようにミキサー車で現場に搬入され、コンクリートポンプ車を使って打設する。段取り上の最大の勘所は、流し込む前に型枠や土留め板の隙間、マンホールとの取り合い部分の目地処理を確実に行うこと。水のようにサラサラしているため、小さな隙間でもあっという間に漏れ出し、隣接する地下ピットや下水道を詰まらせる大事故につながる。また、比重が重いため、埋設した塩ビ管などが浮き上がらないよう、砂嚢で重りを乗せる等の浮力対策も必須となる。
別の呼び方
フロー工法液状化埋戻しflowable backfillスラリー工法流動化固化工法流動化LSS土流動化処理土工法流動化土埋戻し自硬性泥土工法
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土質地盤の中での位置づけ
流動化処理工は「土質地盤」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは地盤改良(2語の説明に登場)です。この分類の11語は土質地盤の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-09