高圧噴射工
こうあつふんしゃこう
高圧噴射工とは
超高圧(20MPa以上)の水や硬化材スラリーを特殊なノズルから地盤中に放射状に噴射し、その強力な運動エネルギーで周囲の土砂を破砕・切削しながら、スラリーと土砂を混合して地中に円柱状の固結体を造成する地盤改良工法です。地盤の支持力を高めたり、地下水をせき止める遮水壁を構築したりするために行われます。主に既存の構造物の直下や既設杭の周囲など、大きな機械が入れない狭隘な現場の基礎補強工程で用いられます。セメントミルクを低圧で注入するだけの工法とは異なり、硬い土も物理的に切り崩して大径の頑丈な改良体を作れるのが特徴です。
現場での使われ方・注意点
地盤改良工や現場監督が、近接施工時の地盤防護や地下水遮断を行う際によく採用します。段取りの勘所は、超高圧で噴射した分の土砂を地上へスムーズに排出させるため、排泥プラントの配置とポンプの処理能力を綿密に計画することです。単なる薬液注入工と違い、切削した大量の泥水が必ず発生します。よくある失敗は、排泥管が詰まったのに噴射を続けてしまい、逃げ場を失った地中の圧力が一気に高まることです。これにより周囲の地盤が隆起して、すぐ隣にある既設の道路や建物を持ち上げて破壊してしまうという、取り返しのつかない事故に直結します。
別の呼び方
JSG工法jet grouting水噴出工高圧噴射撹拌工法高圧噴射撹拌ジェットグラウト工法CCP工法
この工種の歩掛
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土質地盤の中での位置づけ
高圧噴射工は「土質地盤」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは地盤改良(2語の説明に登場)です。この分類の11語は土質地盤の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10