網状ひび割れ
もうじょうひびわれ
網状ひび割れとは
アスファルト舗装の表面に、クモの巣やカメの甲羅、あるいはワニの皮のように細かく交差する形で網目状に発生するひび割れのことです。英語でワニの皮を意味する「アリゲータークラック」とも呼ばれます。主に、下層にある路盤の強度が不足して沈下したり、大型車両の通行による重い交通荷重が繰り返し作用してアスファルトが疲労したり、長年の紫外線や温度変化で素材自体が経年劣化することが原因で発生します。道路の維持管理における重要な点検項目であり、これを放置すると隙間から雨水が浸入して路盤をドロドロに溶かし、巨大な穴(ポットホール)が開く原因になります。
出典: 舗装施工便覧(日本道路協会)
現場での使われ方・注意点
現場の舗装工や道路パトロールの検査員は「クラック」や「亀甲クラック」、または「アリゲーター」と呼びます。補修工事の段取りでは、単なる表面の劣化なのか、それとも路盤から壊れているのかを見極めることが勘所です。よくある失敗は、ひび割れの上からただシール材を塗ったり薄く表層だけを打ち換える応急処置で済ませてしまい、根本の路盤が弱いまますぐに同じひび割れが再発してしまう手戻りです。ひび割れの進行状況を路上でメジャー等を使って調査する際は、必ずカラーコーン等で交通規制を行って安全な作業帯を確保し、一般車両との接触事故を防止します。
別の呼び方
ひび割れ亀裂クラッキングアリゲータークラックラッシングわに皮状ひび割れクラック亀甲状ひび割れ
この工種の歩掛
人員・機械編成(歩掛)のデータが5件あります。建辞郎で見る →
関連動画
道路・舗装の中での位置づけ
網状ひび割れは「道路・舗装」の用語です。この分類の5語は道路・舗装の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10