配管用ステンレス鋼管
はいかんようすてんれすこうかん
配管用ステンレス鋼管とは
鉄にクロムやニッケルを添加することで、表面に強固な酸化皮膜を形成し、耐食性(錆びにくさ)を極限まで高めた合金鋼「ステンレス」を用いて製造された「配管用」のパイプ。長期間使用しても内部に赤錆が発生しにくく、水質への不純物の溶出がないため極めて衛生的である。そのため、大型ビルや病院の飲料用給水・給湯配管をはじめ、特殊な薬品が流れる化学プラントのプロセス配管、厳格なクリーン度が求められる医療用ガス配管など、高い耐久性と安全性が同時に要求される重要設備の配管工事で標準的に採用される。肉厚の違いによってスケジュール管や一般配管用(Su管)などの規格に細かく分かれている。
出典: 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)
現場での使われ方・注意点
現場の設備工やプラント配管工の間では、「ステ管(すてかん)」あるいは材質の記号から「SUS(サス)管」と広く呼ばれている。硬くて加工が難しいため、パイプカッターで切断した後の端面(バリ)が非常に鋭利になり、素手で触ると深く手を切る労災が多発するので革手袋の着用が必須。一般的な給水用の薄肉管をつなぐ場合、専用の電動工具を使って継手ごとパイプを圧着するメカニカルジョイント(プレス接合)方式が主流だが、工具の噛み合わせがズレたままプレスしてしまうと水漏れする致命的な失敗となる。安価な塩ビ管や鉄管とは材料費が桁違いに高いため、採寸間違いによる切り損じを出さない慎重な段取りが求められる。
別の呼び方
SUS配管ステンレス管Stainless steel pipeSUS管ステンレス配管ステンレス鋼管
管工事・設備の中での位置づけ
配管用ステンレス鋼管は「管工事・設備」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは給湯配管(3語の説明に登場)です。この分類の32語は管工事・設備の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10