建辞郎建設・土木の用語辞典

木造かま継ぎ仕口

もくぞうかまつぎしぐち

音声:VOICEVOX:雀松朱司

大工工事

木造かま継ぎ仕口とは

JASS 11に定められた、土台や桁などの横架材を長さ方向に接続する際に用いられる継手仕様。木材に引張力がかかったときに抜けないよう、オス・メスの蛇頭状の突起を噛み合わせる構造となっている。主に木造建築の建て方工程において、長いスパンの部材を構築するために不可欠な加工である。継手部分に蛇の頭のような複雑な凹凸を作り、上からスライドしてしっかりと噛み合わせることで強固に接合する。腰掛け鎌継ぎや追掛け大栓継ぎなど、部位や求められる耐力に応じてさらに細かな種類があり、構造の安定性を左右する重要な接合部である。

現場での使われ方・注意点

現場では単に「鎌継ぎ」と呼ばれることが多い。主に土台や胴差など、引張力が強くかかる横架材同士を強固に繋ぐ際に用いられる。建て方の際、継手部分を掛矢などで叩き込んで密着させることが段取りの勘所となる。間違えやすい点として、蟻継ぎと混同されることがあるが、鎌継ぎの方が引張力に強い特性を持つ。よくある失敗は、継手の下に柱や束などの支持物がない「宙吊り」の状態で設計・施工してしまうこと。上からの荷重がかかった際にジョイント部分から折れ曲がって破損する危険があるため、必ず下部を支持できる位置に設ける必要がある。

別の呼び方

もくぞうかまつぎしぐちかま継ぎ鎌継ぎ

大工工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23