建辞郎建設・土木の用語辞典

変更積算

へんこうせきさん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

積算・工事費

変更積算とは

建設工事の施工途中に、地盤状況の相違や発注者からの設計変更、追加工事などが発生した場合に、当初契約した設計図書からの差分(増減分)を抽出し、追加費用や減額費用を改めて計算する積算(見積もり)プロセスのことです。工事の実態に合わせた正当な対価を請負代金に反映させるために行われます。主に工事の中盤から終盤にかけて、変更契約を結ぶ前の工程で現場監督や積算担当者が実施します。新規の入札見積もりとは異なり、当初契約時の単価や公共工事の最新の物価版・設計歩掛かりに基づいて差額だけを緻密に算出するのが特徴です。

出典: 公共建築工事積算基準(国土交通省)

現場での使われ方・注意点

現場監督や発注者の担当者が、設計変更の合意に向けて協議する際に日常的に行われる業務です。段取りの勘所は、見えない地中障害物など追加工事が発生したその瞬間に、施工前の状況写真や実測図、使用した重機の稼働記録といった証拠資料を漏れなく揃えておくことです。当初の実行予算を組む作業とは違い、発注者へ増額を納得させるための交渉材料を作る作業になります。よくある失敗は、変更の根拠資料の作成を後回しにし、竣工直前になってから慌てて書類を作ることです。証拠が不十分で費用が認められず、かかった追加費用がすべて現場の持ち出し(赤字)になります。

別の呼び方

変更見積もり追加積算change order追加変更積算増減積算

積算・工事費の中での位置づけ

変更積算は「積算・工事費」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは仮設費(2語の説明に登場)です。この分類の15語は積算・工事費の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10