不凍液循環システム
ふとうえきじゅんかんしすてむ
不凍液循環システムとは
寒冷地のロードヒーティングや床暖房において、配管内の液体の凍結による破裂を防ぐため、真水に代わって専用の不凍液をポンプで巡回させる配管設備です。真冬の過酷な氷点下環境であっても暖房機器や融雪設備が正常に稼働し続けるようにし、配管の凍結破裂とそれに伴う漏水被害を防ぐために導入されます。主に北海道や東北などの寒冷地における、住宅の床暖房工事や、駐車場・外構スロープの融雪設備工事の際に組み込まれます。熱源となるボイラーやヒートポンプで温めた不凍液を密閉された配管内で循環させる仕組みになっており、使用する液体にはプロピレングリコール系など、環境負荷が少なく安全性の高い成分が使われます。
現場での使われ方・注意点
外構スロープの融雪配管やボイラー室の配管工事などで施工されます。配管の接続が完了した後の段取りとして、不凍液を注入する前に必ずエアーによる圧力試験を一定時間行い、ジョイント部分から漏れがないか確認してから充填作業に移ります。よくある間違いは、不凍液を水で希釈する際の濃度調整です。地域によって下がる最低気温が異なるため、設定濃度を薄くしすぎると効果が発揮されません。事前の圧力試験を怠ったり濃度調整を誤ったりすると、冬本番になってから配管内で液が凍結・膨張してパンクし、コンクリートの中に埋設された配管から液が漏れ出し、ハツリ工事を伴う多額の復旧費用がかかる大事故を引き起こします。
別の呼び方
ふとうえきじゅんかんしすてむ不凍液循環ヒーティング配管不凍液循環ソフト
設備工事の中での位置づけ
不凍液循環システムは「設備工事」の用語です。この分類の15語は設備工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23