凍上防止層
とうじょうぼうしそう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
凍上防止層とは
道路構造令などで規定される凍上防止層は、路床や基礎下部の粘性土部分を、水分を含んで凍上しにくい砂利や砕石などで置き換えて構築する土木構造層です。寒冷地において土中の水分が凍結・膨張することで地面が盛り上がり、表面のアスファルト舗装やコンクリート土間がひび割れたり隆起したりするのを防ぐために設けます。寒冷地での道路工事や駐車場の土工事において、舗装の路盤材を敷く前の掘削・置換工程で施工されます。使用する材料は、火山灰土などの凍上しやすい土を取り除き、クラッシャーランや切込砂利などの排水性の良い粗粒材料が用いられます。
現場での使われ方・注意点
現場では「凍上防止」や「置換(ちかん)層」と呼ばれ、土中の水分が凍って地面が盛り上がるのを防ぐための重要な層です。設計上の凍結深度まで掘り下げ、火山灰土などを排水性の良い砂利・砕石に置き換えます。段取りの勘所は、地下水位が高い場所では暗渠排水などを併用し、層内に水が溜まらないようにすることです。よくある失敗は、搬入された材料の確認不足です。指定された材料にシルトなどの細粒分が多く混ざっていると、そこで保水して再び凍上を起こし、ひと冬越した後に舗装にひび割れや段差を生じさせるため、材料搬入時の目視や粒度試験による検収が肝心です。
別の呼び方
とうじょうぼうしそう不凍層凍上抑制層
土工事の中での位置づけ
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23