建辞郎建設・土木の用語辞典

二重管サンプラー

にじゅうかんさんぷらー

音声:VOICEVOX:雀松朱司

検査・品質管理

二重管サンプラーとは

二重管サンプラーは、地盤調査においてボーリング孔を掘り進める際、地下水で洗い流されやすい緩い砂質土や、割れ目が多くて崩れやすい軟岩などの地層から、乱れのない自然な状態の土質試料(コア)を採取するために用いられる特殊な二重構造の金属製サンプリング筒である。主に液状化判定を行うための詳細な土質調査や、支持層の強度を確認する土質試験の試料採取工程で使用される。回転して地盤を削り取る外管と、回転せずに静かに試料を内部へ押し込んで保護する内管に分かれており、採取時の摩擦やねじれによる土の乱れを最小限に抑える機能を持つ。

現場での使われ方・注意点

現場の調査員やボーリング技士の間では「デニソン」や「トリプル管(三重管の場合)」といった種類名で呼ばれることも多い。採取の段取りとして、内管にセットする透明なビニールスリーブに破れやシワがないかを事前に確認し、掘削時の送水圧力を適切に調整しながら慎重に押し込んでいくのが勘所である。間違えやすい失敗として、引き上げたサンプラーからコアを押し出して取り出す際に、無理な力をかけて土の円柱を圧縮・変形させてしまうことがある。こうなると本来の地盤の固さが失われ、室内試験で正確な液状化強度が測定できず、調査をやり直す羽目になる。

別の呼び方

にじゅうかんさんぷらーダブルチューブサンプラー

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検査・品質管理の中での位置づけ

二重管サンプラーは「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23