建辞郎建設・土木の用語辞典

孔内傾斜計測定

こうないけいしゃけいそくてい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

検査・品質管理

孔内傾斜計測定とは

地すべりの危険がある斜面等にボーリングを削孔し、その内部の溝付きパイプにプローブ型のデジタル加速度センサーを降下させ、地中のすべり面深さを特定する測定のこと。地すべり技術指針などに規定されており、地表面からは見えない地中の移動量を監視して崩落事故を防ぐ目的で実施される。ボーリング孔内のガイド管にセンサーを一定間隔で挿入し、各深度の傾斜角度変化を連続的に測ることが定められている。大規模な土留め壁の背後地盤の変位監視などにも応用され、地盤の動きをミリ単位で把握するための重要な計測手法である。

現場での使われ方・注意点

現場の測量技術者や土木監督の間では「孔内傾斜(こうないけいしゃ)」や「パイプ歪計」と呼ばれる。山間部の法面工事において、すべり面の特定(深さ10m〜50m等)と変位量の推移確認のために用いる。段取りの勘所は、最初のガイド管の建込み時に、溝の向きを斜面の最大傾斜方向へ正確に合わせること。また、測定プローブの降下・上昇両方向でのデータ差分(補正演算)の確認を行う。これを怠ると、ガイド管自体のねじれや機器の微小な狂いを見落とし、地盤の動きに対して誤ったすべり判定を出してしまうため厳格な操作が要る。

別の呼び方

こうないけいしゃけいそくてい孔内傾斜計インクリノメーター孔内傾斜測定定孔内傾斜計計測孔内傾斜計測量

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検査・品質管理の中での位置づけ

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この項目の最終更新: 2026-06-23