建辞郎建設・土木の用語辞典

風化残留土

ふうかざんりゅうど

音声:VOICEVOX:雀松朱司

土工事

風化残留土とは

花崗岩などの深成岩が、地表付近において長い年月をかけて雨水や気温の変動にさらされ、化学的および物理的な風化作用を受けることで崩れやすくなった砂状または粘性土状の地層です。土木学会の土木用語集にも規定されており、岩石が元の場所で土砂化して粘土や礫が混ざった状態の土を意味します。山間部の土木工事や大規模な造成工事において、地山を掘削した際によく現れます。代表的なものとして西日本に広く分布するマサ土などが知られており、風化の進行具合によって土質特性が大きく変わるため、その性質に応じた適切な土留めや地盤の補強が必要となる地層です。

現場での使われ方・注意点

現場ではマサ土などの具体的な土質名で呼ばれることが多く、山間部での切土工事や法面形成の際にその取り扱いが問題になります。掘削直後は硬く安定しているように見えても、雨水を含んだ途端に急激に強度が低下し、泥濘化したり崩落したりする性質があるため、掘削後は速やかに法面保護工や排水対策を施す段取りが欠かせません。風化の浅い層と深い層を見誤って設計通りの法面勾配で切り進めると、降雨時に表層崩壊を引き起こす失敗につながります。そのため、深さ方向の風化の進行具合をこまめに確認し、浸食を防ぐ表面被覆を急ぐことが施工管理上の最大の勘所となります。

別の呼び方

ふうかざんりゅうどまさ土残積土

土工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23