建辞郎建設・土木の用語辞典

土の懸濁液

つちのけんだくえき

音声:VOICEVOX:雀松朱司

土工事

土の懸濁液とは

JIS A 1204に定められた、土の微細粒子であるシルトや粘土の粒径分布を測るために作られる液体。ふるい分けでは測定できない微細な土試料を水中に懸濁させて自然沈降させ、粒子の沈降速度と粒径の関係を表すStokesの法則を利用して粒度を正確に算出するために用いる。主に事前の土質調査における室内試験のプロセスで作成される。比重計試験においては、細かい土粒子が水中でダマになって固まらず均一に分散し続けるよう、専用の分散剤を加えた状態でかくはん棒や分散器を使って入念に作られる。試験結果は地盤の透水性や圧密特性の予測に反映される。

現場での使われ方・注意点

土質工学実験室におけるボーリング調査で採取した細粒土の沈降比重計試験で作られる。試験前の準備段階で、シルト質土が液中で再び固まってしまう(再凝集)のを防ぐため、ヘキサメタリン酸ナトリウム等の分散剤を正確な規定量添加するのがポイント。沈降途中の液温変化が比重計の読み取り誤差を生むため、恒温水槽を用いて温度を一定に保つ。ありがちな失敗は、最初の撹拌が不十分なまま試験を開始してしまうこと。大きな粒子がすぐに底に沈殿してしまい、実際の土質よりも粗い粒径であると誤った判定結果が出て、地盤改良の設計見直しにつながる。

別の呼び方

つちのけんだくえき土懸濁液

土工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23