法面崩壊
のりめんほうかい
法面崩壊とは
大雨による地表水の浸透や地下水位の上昇、地質の風化、地震の震動などが原因となり、傾斜した法面の土砂や岩石が自重を支えきれなくなって急速に滑り落ちる現象です。労働災害や道路の遮断、隣接する構造物の破損を招く極めて危険な土砂災害であり、これを防ぐ目的で様々な法面保護工が計画されます。山間部の道路建設や宅地造成など、人工的に斜面を切り開いた現場や大雨の時期に発生リスクが高まります。崩れ方によって、表層の土だけが滑る表層崩壊と、岩盤の深い部分からダイナミックに滑落する深層崩壊の大きく二つに分類されます。
出典: 道路土工 法面工・斜面安定工指針(日本道路協会)
現場での使われ方・注意点
現場監督や安全担当者が雨期や融雪期の斜面工事で最も警戒し、常に監視の目を光らせます。法面に新たなひび割れや、はらみと呼ばれる膨らみ、突発的な濁り水の湧出などの前兆現象を発見した場合は、即座に下部作業員を避難させ、重機を退避させる迅速な段取りが命を救います。時間をかけてゆっくり斜面が移動する地すべりとは異なり、前触れから一気に崩れ落ちる突発性が特徴です。典型的な失敗は、ブルーシートによる雨水養生を怠り、法肩から浸入した水が土中の水圧を急激に高め、翌朝現場に来たら斜面全体が崩落しているケースです。
別の呼び方
法面破壊斜面崩壊slope failure崖崩れ地すべり
この工種の歩掛
人員・機械編成(歩掛)のデータが6件あります。建辞郎で見る →
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法面工事の中での位置づけ
法面崩壊は「法面工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは浸食(7語の説明に登場)です。この分類の35語は法面工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10