建辞郎建設・土木の用語辞典

浸食

しんしょく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

法面工事

浸食とは

大雨による雨粒の叩きつける衝撃や、斜面を流れ落ちる雨水の強い流れによって、植物が生えていないむき出しの土砂の表面が物理的に削り取られ、下へと押し流されていく現象。英語で浸食作用を意味するerosionに由来する。山を切り開いた造成現場や、河川の堤防の土手など、土を盛り上げたり削ったりしてできた人工的な斜面で発生しやすい。最初は土の表面に小さな溝ができる程度だが、これを放置すると雨のたびに水が集まって削られ、やがて人が入れるほどの深い谷に成長し、最終的には斜面全体の大きな崩壊を誘発してしまう。

出典: 道路土工 法面工・斜面安定工指針(日本道路協会)

現場での使われ方・注意点

土工の職長や現場監督が、造成工事中の雨上がりなどに斜面のパトロールを行って発生の兆候がないかを確認する。重機で斜面を削り終わった直後の、土がむき出しになった状態が最も危険なタイミングとなる。よくある失敗は、次の工程までの間隔が空くのに何も対策をせず放置し、夜間のゲリラ豪雨で斜面がえぐられて下層の道路を泥だらけにしてしまうこと。これを防ぐため、掘削が完了した面から順番に速やかにブルーシートを張って雨水から保護するか、植物の種を吹き付けるなどの保護工事を間髪入れずに追いかけて施工するのが段取りの勘所。

別の呼び方

表層侵食洗掘erosionエロージョン雨水侵食ガリ侵食

法面工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10