建辞郎建設・土木の用語辞典

ストライプ工法

すとらいぷこうほう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

防水・防食工事

ストライプ工法とは

防水シートの裏面に、縞模様(ストライプ)のライン状に特殊な粘着剤やアスファルトを配置した改質アスファルトシートを使用する防水の施工方法。コンクリートの下地に対して全面をベタッと貼り付けるのではなく、縞模様の部分だけで接着させる「部分密着(絶縁)工法」の一種である。建物の揺れやひび割れといった下地の動き(挙動)が防水層に直接伝わりづらくなるため、シートが引っ張られて破断するのを防ぐ効果がある。また、接着していない隙間の部分が空気の通り道となるため、コンクリート下地から蒸発してくる水蒸気を外部へ逃がし、防水層が風船のように膨れ上がって剥がれるのを効果的に防ぐことができる。

出典: 日本アスファルトルーフィング工業会

現場での使われ方・注意点

現場では改修工事の防水職人や監督から選定される工法の一つ。主に、長年の雨水が染み込んで下地に多くの水分が含まれてしまっている古いRC(鉄筋コンクリート)造建物の、屋上防水の改修工事において威力を発揮する。全面密着させないため、下地処理の乾燥工程をある程度短縮できるのが段取り上のメリット。施工の勘所として、ストライプ状の接着面をトーチバーナー等で炙って貼り付ける際、加熱が不十分だと下地から浮いてしまい、逆に炙りすぎるとストライプの隙間が潰れて通気層が機能しなくなる。また、端部や立ち上がり部分は強風で剥がれやすいため、金物等で完全に密着させて耐風圧性を確保する処理を忘れてはならない。

別の呼び方

すとらいぷこうほう部分密着工法ストライプ接着工法

防水・防食工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23