ポリエステル不織布
ぽりえすてるふしょくふ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
ポリエステル不織布とは
ポリエステル繊維を三次元的に結合させた不織布のシートです。主に屋上やベランダなどの塗膜防水工事において、補強布として液状の防水材の間に挟み込んで使用されます。塗膜防水材単体では不足しがちな引張に対する強さや、引き裂きに対する抵抗力を飛躍的に高める目的があります。建物の揺れや温度変化による下地コンクリートのひび割れ(クラック)などの挙動にしっかりと追従し、防水層の破断を防ぐための重要な補強材として機能します。厚みや目付量(重量)によって種類があり、施工部位の動きやすさに応じて使い分けられます。
出典: 日本ウレタン建材工業会
現場での使われ方・注意点
現場では「補強布」や「クロス」とも呼ばれます。ウレタン塗膜防水などの強度を確保するため、プライマーを塗布した後の下塗りと中塗りの間に敷き込んで施工します。段取りの勘所は、シワにならないよう真っ直ぐ転がして割り付けることです。よくある失敗は、液状の防水材の塗布量が不足したまま布を伏せこんでしまうことです。下地に防水材を十分に溜めながらヘラやローラーでしっかりと押さえ、不織布の裏側まで確実に含浸させないと、空気が残ってフクレ(浮き)の原因となり、後から防水層を切り取って補修する手戻りになります。
別の呼び方
ぽりえちれんふしょくふ防水用不織布ポリエステル補強布ポリエチレン不織布
防水・防食工事の中での位置づけ
ポリエステル不織布は「防水・防食工事」の用語です。この分類の8語は防水・防食工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23