建辞郎建設・土木の用語辞典

ダクトスペース

だくとすぺーす

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設備工事

ダクトスペースとは

建築物において、空調換気設備や排煙設備用の風道(ダクト)を縦方向または横方向に通すために設けられた専用の空間のこと。図面では「DS」と表記される。各階へ新鮮な空気を送り、汚れた空気を排出するための経路を確保する目的で設けられる。主に躯体工事から設備配管工事にかけてのプロセスで、床のスリーブ抜きやシャフト構築の段階で登場する。配管用のパイプスペース(PS)や電気配線用のシャフト(EPS)とは役割が区別されており、ダクトのサイズが大きいため他のスペースよりも広い面積が割り当てられることが多い。

出典: 内線規程・電気設備技術基準(経済産業省)

現場での使われ方・注意点

現場では設備工や施工管理が「ディーエス」と呼ぶ。内部は他の設備配管や鉄骨梁と干渉しやすいため、躯体打設前にBIMや総合図でスリーブの位置と取り合いを綿密に確認し、防火区画を貫通する部分のダンパーや点検口の配置を決定する段取りが不可欠である。パイプスペース(PS)と混同されがちだが、ダクトは保温材の厚みやフランジの出っ張りがあるため、図面上の寸法よりも実物はかなり大きくなる。よくある失敗は、仕上がり寸法のみで空間を確保してしまい、職人が中に入ってダクトを接続する作業スペースが無く施工不能に陥ることである。

別の呼び方

パイプシャフト機械室utility shaftDSダクトシャフト風道スペース

設備工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10