建辞郎建設・土木の用語辞典

埋設配管

まいせつはいかん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

管工事・設備

埋設配管とは

建物の給排水管や電気のケーブル保護管を、地面の土の中やコンクリートの床スラブ、壁といった躯体構造の内部に完全に埋め込んで隠してしまう配管方式です。配管が表面に露出しないため、居住空間の美観をすっきりと保つことができる上、台車がぶつかるといった外部からの物理的な衝撃から管を保護できる利点があります。その一方で、構造物の中に封じ込められるため、経年劣化によって水漏れ等のトラブルが発生した際に、漏水箇所の特定や修繕作業のためにコンクリートを壊すなどの大掛かりな工事が必要となる維持管理上の難しさも持ち合わせています。

出典: 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)

現場での使われ方・注意点

現場の設備監督や配管工が、基礎工事の地盤掘削時や鉄筋が組み上がってコンクリートを流し込む直前のタイミングで仕込みます。コンクリート打設後や土の埋戻し後は位置の確認も修正も一切できなくなるため、隠れる前に周囲の柱や基準線からの距離が分かるように測定用のロッドを添えて写真を残す証拠保全の段取りが絶対条件となります。この写真撮影と施工図への位置記録を忘れると、後から別の業者がアンカーボルトを打った際に配管を貫通させてしまうという典型的な失敗を招き、竣工間際の通水テストで大パニックを引き起こす原因になります。

別の呼び方

隠蔽配管concealed piping隠ぺい配管地中埋設配管スラブ埋込配管

関連動画

管工事・設備の中での位置づけ

埋設配管は「管工事・設備」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは給湯配管(3語の説明に登場)です。この分類の32語は管工事・設備の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

埋設配管についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10