建辞郎建設・土木の用語辞典

浅層改良

せんそうかいりょう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

地盤改良工事

浅層改良とは

構造物の基礎下の軟弱地盤を改良する工法の一つで、地表からの比較的浅い部分(深さは基準・設計図書で確認する)を対象とします。対象土にセメント系または石灰系の粉体固化材を散布し、バックホウ等の建設機械で原地盤の土と破砕・混合・撹拌した後に、振動ローラーで均均に転圧して強固な盤を造成します。小規模な建物や擁壁の基礎下、あるいは道路の路床・路盤を補強して支持力を確保する目的で行われます。深部に及ぶ柱状改良工法や鋼管杭工法が専用の大型重機を必要とするのに対し、この工法は一般的なバックホウやローラー等の土工用重機で手軽に施工できる点が特徴です。改良できる深さには限度があるため、対象がそれより深い場合は全く別の地盤改良工法が選定されることになります。

現場での使われ方・注意点

現場監督や土工の間では「表層改良(ひょうそうかいりょう)」と呼ばれることも多く、住宅基礎や舗装工事の準備段階で登場します。固化材を散布してから水分と反応して固まるまでの時間が限られているため、散布・撹拌・転圧の各工程を素早く連続して行う段取りが重要です。柱状改良が地中に柱を造るのに対し、浅層改良は地表近くの土全体を面状に固めて板のようにする点が異なります。施工時にセメント粉塵が風で近隣へ飛散するのを防ぐため、防塵マスクの着用や防塵固化材の使用、散水などの対策が必須です。撹拌が不十分だと固まらない部分が残り、そこから建物が傾く不同沈下という取り返しのつかない不具合につながります。

別の呼び方

表層混合処理工法表層改良工法浅層混合処理表層改良

地盤改良工事の中での位置づけ

浅層改良は「地盤改良工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは地盤改良工(2語の説明に登場)です。この分類の9語は地盤改良工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10