建辞郎建設・土木の用語辞典

ジオテキスタイル工法

じおてきすたいるこうほう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

地盤改良工事

ジオテキスタイル工法とは

ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂で製造された透水性の織布や不織布、格子状のネットを地盤や盛土の内部に敷き詰める工法です。シートの引張力で土の崩れを防ぐ補強効果や、異なる土砂が混ざるのを防ぐ分離、水だけを通すフィルター効果により、地盤全体の安定性を向上させる目的で採用されます。主に軟弱地盤上に新しい道路の盛土を構築する現場や、急勾配の補強土壁の工事で実施されます。用途によって、面で引張力を負担するシート状のものと、砕石を噛み込ませて摩擦力で補強するグリッド状のものに分かれます。

現場での使われ方・注意点

現場では「ジオテキ」やメーカー名から「テンサー」などと呼ばれ、主に土工が敷設作業を行います。強風にあおられると広げたシートが飛んでしまうため、天候を見極め、敷設直後に素早く覆土用の土砂を搬入して押さえる重機との連携段取りが不可欠です。水を通さない遮水シートと似ていますが、こちらは水は通して土の粒子だけをせき止める透水性がある点が決定的に異なります。よくある失敗は、シート敷設直後の薄い覆土層の上でブルドーザーが急旋回し、キャタピラのひねりでシートを引き裂いてしまい、補強効果を完全に失わせることです。

別の呼び方

ジオテキスタイル補強土工法土工用繊維シート工

この工種の歩掛

人員・機械編成(歩掛)のデータが7件あります。建辞郎で見る →

地盤改良工事の中での位置づけ

ジオテキスタイル工法は「地盤改良工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは地盤改良工(2語の説明に登場)です。この分類の9語は地盤改良工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

ジオテキスタイル工法についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10