法面排水工
のりめんはいすいこう
法面排水工とは
法面排水工とは、法面(斜面)の内部や表面に集まる雨水や地下水を速やかに集水・排除し、水圧(間隙水圧)の上昇による斜面崩壊や地すべりを防ぐための排水設備工事です。名称は法面の「排水」を担う「工法」に由来しています。造成工事や道路工事において、切土や盛土で斜面を形成する工程の前後や最中に実施されます。種類としては、地表の雨水を流す斜面沿いの縦排水溝や小段排水溝などの表面排水工と、地中の地下水を抜く暗渠排水、斜面深部から水を引き出す集水ボーリングなどの地下排水工に大別され、現場の地形や湧水の状況に応じて組み合わせて用いられます。
出典: 道路土工 法面工・斜面安定工指針(日本道路協会)
現場での使われ方・注意点
現場では「のり排水」と呼びます。段取りの勘所は、法面整形が終わったら降雨による洗掘を避けるため速やかに排水設備を仮設または本設することです。U字溝ブロックなどの重量物を斜面で据え付ける際は、バックホウのアームの急旋回や手指の挟まれに注意します。よくある間違いは、集水桝と排水溝の接続部の隙間処理が甘くなることです。ここから水が法面内に浸透すると、せっかくの排水溝が逆に斜面崩壊を誘発する原因になります。また、施工中に土砂や落葉が流入して目詰まりを起こすと水が溢れ出し、完成間近の法面を大きく削り取って再施工という大規模な手戻りにつながるため、土嚢による養生と定期清掃が必須です。
別の呼び方
排水対策工法面排水slope drainageのり面排水のり排水
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法面工事の中での位置づけ
法面排水工は「法面工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは浸食(7語の説明に登場)です。この分類の35語は法面工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-09