法面保護シート張工
のりめんほごしーとはりこう
法面保護シート張工とは
山を切り開いた切土や、土を盛った盛土の工事直後において、草木が生えておらず土が剥き出しになっている傾斜面(法面)を、ポリエチレン製の遮水性のあるシートで覆って保護する仮設の工事です。本格的な法面保護工や植生工が完了するまでの間、一時的な措置として施工されます。大雨が降った際に、雨水が法面に直接打ち付けて土砂が削り取られる「洗掘」や、地中に水が浸透して土砂崩れが起きるのを防ぐのが最大の目的です。同時に、強風による土埃の飛散を抑えたり、土の極端な乾燥や意図しない雑草が繁殖したりするのを防ぐ効果もあります。
出典: 道路土工 法面工・斜面安定工指針(日本道路協会)
現場での使われ方・注意点
土木工事の現場では、日常的に「のり面養生」や単に「ブルーシート張り」と呼ばれて若手作業員の重要な仕事になります。施工の勘所は、風が入り込まないように山の頂上(天端)側から谷側に向かってシートを転がして敷き、シートの端部を地面に掘った溝に巻き込んで土を被せて強固に固定することです。よくある失敗は、シートを押さえるための土のう袋の数が足りなかったり、配置間隔が広すぎたりすることです。夜間に強風が吹くと、シートがパラグライダーのように風を孕んでバタつき、最終的にはビリビリに破れて法面が崩壊する原因になります。
別の呼び方
保護シート工防水シート工protective sheet workのり面養生シートブルーシート張
法面工事の中での位置づけ
法面保護シート張工は「法面工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは浸食(7語の説明に登場)です。この分類の35語は法面工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-09