法面安定処理工
のりめんあんていしょりこう
法面安定処理工とは
法面安定処理工とは、粘性土や軟弱土で構成された法面の表層土に、セメントや石灰などの固化材を散布・攪拌混合、あるいは注入して化学的に土の強度を高め、斜面を安定させる地盤改良工法です。斜面(法面)を「安定処理」することに由来します。豪雨時の斜面軟化を防ぎ、土砂崩れや法面の侵食耐性を飛躍的に高めるために行われます。道路工事や造成工事において、切土や盛土による法面が形成された直後の仕上げ・保護工程として実施されます。対象となる土質や勾配に応じて、重機で直接混ぜ合わせる浅層混合処理や、専用の機械でモルタルを吹き付ける工法など、複数の種類が使い分けられます。
出典: 道路土工 法面工・斜面安定工指針(日本道路協会)
現場での使われ方・注意点
土木工や現場監督は「土質改良」や「法面(のりめん)安定」と呼びます。粉末状のセメントや石灰固化材を散布する際、風による粉塵飛散が周囲の環境や作業員に影響を及ぼすため、防塵マスクを着用し、風の強い日の施工を避けます。段取りの勘所は、散布した固化材が雨で流出しないよう、天気予報を確認して当日のうちに混合と転圧まで完了できる面積だけを施工することです。よくある失敗は、バックホウのバケットによる攪拌が不十分なまま仕上げてしまうことです。未混合の土の塊が残っていると、そこから雨水が浸透して局所的な崩落を引き起こし、やり直しという大きな手戻りになります。
別の呼び方
土壌固化工安定処理soil stabilization土質改良法面安定
この工種の歩掛
人員・機械編成(歩掛)のデータが3件あります。建辞郎で見る →
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法面工事の中での位置づけ
法面安定処理工は「法面工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは浸食(7語の説明に登場)です。この分類の35語は法面工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-09