建辞郎建設・土木の用語辞典

ほぞ差し仕口

ほぞさししぐち

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

ほぞ差し仕口とは

JASS 11に定められた、木造の柱と梁、あるいは柱と土台を強固に接合する際、一方の部材の端部に作った突起(ほぞ)を、もう一方の部材に掘られた穴(ほぞ穴)に差し込む最も代表的な接合仕口仕様。木組みの骨組みにおいて、部材同士の横ずれを防ぎ、位置を正確に固定するために用いる。木造建築の建て方(上棟)という、構造躯体を組み上げる現場の工程で出てくる。仕様として、柱頭や柱脚に30mm以上の長さのほぞを作り、梁や土台に差し込むことが定められており、ほぞの長さによって「短ほぞ」や「長ほぞ」などの種類が存在する。

現場での使われ方・注意点

現場の職人の間では単に「ほぞ差し」や「ほぞ」と呼ばれる。現場での構造木材の建方および軸組組立の作業で用いられる。段取りの勘所としては、差し込んだだけでは引抜き方向の力に弱いため、接合部の金物(かど金物やT字金物)による抜け防止ビス留めを確実に行うこと。同じ接合部でも、部材を直線に継ぐ「継手」と、角度をつけて交差させる「仕口」は意味が異なるので図面指示を読み違えないようにする。金物補強やビスの打ち忘れ等の確認漏れがあると、大地震時の柱の抜け出しによる、建物の倒壊や甚大な構造被害を招く恐れがある。

別の呼び方

ほぞさししぐちほぞ差しほぞ仕口

設計・図面の中での位置づけ

ほぞ差し仕口は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23