建辞郎建設・土木の用語辞典

建築面積算定規則

けんちくめんせきさんていきそく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

建築面積算定規則とは

建築基準法施行令第2条第1項第2号に定められた、建蔽率(けんぺいりつ)の計算の基礎となる建築面積を求めるための法的な計算ルールです。建物を真上から見たときの投影面積をベースとしつつ、庇(ひさし)やバルコニーの突き出し部分をどこまで除外・不算入とするかなどの詳細な条件を定義しています。設計の初期段階から確認申請に至るまで、その土地にどれだけの大きさの建物を建てられるかを決定する重要な根拠となります。延べ面積(床面積の合計)が建物の全体のボリュームを示すのに対し、建築面積は地面を覆う面積そのものを指します。原則として、外壁または柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積を算出することが基本として定められています。

現場での使われ方・注意点

設計担当者や現場監督が、敷地配置図や求積図を作成し、役所や検査機関の審査を受ける際に必ず確認するルールです。建物の配置を決める際は、足場の設置スペースや隣地境界との離れを考慮しながら、この算定ルールの上限ギリギリに収める緻密な段取りが求められます。床面積(人が乗る部分の面積)の計算基準とは除外される条件が大きく異なるため、両者を混同しないよう注意が必要です。特に、庇や屋外階段が外壁から1mを超えて大きく突き出ている場合、先端から1m後退した線までが面積に算入されるという規定の確認を忘れるのが典型的なミスです。この計算を間違うと建蔽率オーバーの違法建築となり、設計の全面やり直しや工事ストップといった大問題に直面します。

別の呼び方

けんちくめんせきさんていきそく建築面積建坪算定

設計・図面の中での位置づけ

建築面積算定規則は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23