建辞郎建設・土木の用語辞典

延べ面積算定規則

けんちくのべめんせきさんていきそく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

延べ面積算定規則とは

建築基準法施行令第2条第1項第4号に定められた、容積率の計算の基礎となる建物の延べ面積を求めるための法的な計算ルールです。単純に各階の床面積を全て足し合わせるだけでなく、駐車場やマンションの共用廊下、地下室などを特例として計算から除外(緩和)するための条件を細かく定義しています。設計計画の段階で、定められた敷地に対して合法的に最大限のボリュームの建物を建てるための根拠として用いられます。建築面積が建物を真上から見た投影面積であるのに対し、延べ面積は全階層の床スペースの総合計を表す点が異なります。原則として各階の床面積の合計から、容積率不算入として認められる部分の面積を正しく差し引いて算出することが定められています。

現場での使われ方・注意点

主に設計者や現場監督が、確認申請用の床面積求積図を作成・チェックする際に頻繁に参照するルールです。マンション等の収益物件では、この緩和規定をフル活用して専有面積を少しでも広く確保することが事業計画の鍵となるため、設計変更のたびに不算入枠に収まっているか再計算する段取りが必要です。建築面積の算定における庇の除外ルールとは別物であり、エレベーターシャフトやピロティ、バルコニーなどがそれぞれ別々の緩和条件を持っているため混同しやすくなっています。よくある失敗は、この不算入部分の要件を満たしていないのに計算から除外してしまうこと。結果として容積率制限をオーバーし、階数を減らしたり建物を削ったりする大規模な設計変更を余儀なくされます。

別の呼び方

けんちくのべめんせきさんていきそく延べ面積延床面積延べ床

設計・図面の中での位置づけ

延べ面積算定規則は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23