建辞郎建設・土木の用語辞典

竪穴区画防火設計

たてあなくかくぼうかせっけい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

竪穴区画防火設計とは

建築基準法施行令第112条第9項に定められた、多層の建物における法定の防火区画の設計です。火災が発生した際、炎や有毒な煙がエレベーターシャフトや階段室などの垂直な空間を通じて、上階へと瞬時に燃え広がるのを防ぐために行われます。主に中高層建築物の基本設計や実施設計の段階で、建築士が法規と照らし合わせながら検討します。具体的には、建物の吹抜けや階段室、エレベーターシャフトの周囲を準耐火構造の壁で完全に囲むといった措置が求められ、建物の規模や用途によって要求される耐火性能が異なります。

現場での使われ方・注意点

中高層建築物の意匠設計において、階段室やエレベーター周辺の納まりを検討する際に検討対象となります。設計の勘所は、区画の境界に設置する防火設備に遮煙性能を持つ防火扉を採用し、火災時に自動で閉鎖する仕様になっているかをメーカー図面で確実にチェックすることです。間違えやすい点として、通常の面積区画とは異なり、竪穴区画には煙を遮断する厳しい性能が求められます。よくある失敗は、防火扉の閉鎖機構の確認漏れや、竪穴の壁を貫通する空調ダクトに防火ダンパーを付け忘れることで、完了検査で不適合となって手戻りが発生します。

別の呼び方

たてあなくかくぼうかせっけい竪穴区画タテアナ区画

設計・図面の中での位置づけ

竪穴区画防火設計は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23