建辞郎建設・土木の用語辞典

加速度応答スペクトル

かそくどおうとうすぺくとる

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

加速度応答スペクトルとは

加速度応答スペクトルとは、地震波の揺れ強さに対し、建物の固有周期ごとに発生する最大加速度をプロットしたグラフです。建物の固有周期(横軸)と最大応答加速度(縦軸)の関係を示しています。建物が特定の地震に対してどれくらい強く揺れるかを予測し、設計用入力地震力を決定するために作成します。主に構造設計の初期段階で、耐震性をシミュレーションする際に登場します。硬い地盤や軟弱な地盤など、建設地の地盤種別によってスペクトルの形状が大きく変化するため、その土地特有の揺れやすさを設計に反映させるための重要な指標となります。

現場での使われ方・注意点

構造設計者が、超高層建築物や免震構造物の時刻歴応答解析において、設計用地震波を作成する際に用います。建設地のボーリングデータをもとに、地域ごとの地盤種別によるスペクトルの補正を正確に行うのが段取りの勘所です。速度応答スペクトルが建物の変形(揺れの幅)に関わるのに対し、加速度応答スペクトルは建物にかかる力(震度)の評価に直結する違いがあります。よくある失敗は、表層地盤の増幅特性の考慮を誤ることです。軟弱地盤で短周期の揺れを過小評価すると、実際の地震時に想定以上の力が躯体にかかり、部材が損傷する原因になります。

別の呼び方

かそくどおうとうすぺくとる応答スペクトル

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設計・図面の中での位置づけ

加速度応答スペクトルは「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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この項目の最終更新: 2026-06-23