層せん断力係数
そうせんだんりょくけいすう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
層せん断力係数とは
建築基準法施行令第88条に基づいて、地震時に建物の各階へ水平に作用する力(層せん断力)を算出するために用いられる係数です。建物が受ける地震力を各階の重量に比例して配分し、部材が耐えるべき応力を設計するために使用されます。構造設計における耐震計算の工程で不可欠な指標です。この係数は、標準せん断力係数(Co)をベースに、地震の起こりやすさを示す地域係数(Z)、建物の揺れやすさを示す振動特性係数(Rt)、および高さ方向の分布係数(Ai)を掛け合わせて決定され、一般的に一次設計ではCo=0.2以上と規定されています。
現場での使われ方・注意点
構造計算書や構造図面を見る際、「Ci(シーアイ)」という記号で表記されます。現場監督が直接計算することは少ないですが、段取りの勘所は、この係数が「建物の重量」に直結しているという原則を理解しておくことです。ベースシア係数(1階にかかる係数)と混同されがちですが、層せん断力係数は上層階に行くほど大きくなる(揺れ幅が大きくなるため)という特徴があります。典型的な失敗は、現場の判断で屋上の設備機器を当初設計より大幅に重い機種に変更したり位置をずらしたりした結果、地震力が規定値を超過し、基礎や躯体の補強工事が必要になることです。
別の呼び方
そうせんだんりょくけいすうCi値
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設計・図面の中での位置づけ
層せん断力係数は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23