建辞郎建設・土木の用語辞典

第一種中高層住居専用地域

だいいっしゅちゅうこうそうじゅうきょせんようちいき

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

第一種中高層住居専用地域とは

都市計画法に基づき、中高層住宅を中心とした良好な住環境を保護するために自治体が指定する用途地域のこと。無秩序な開発を防ぎ、日当たりや風通しが確保された快適なマンションやアパート等の居住エリアを形成する目的で設定される。主に土地の購入検討時や、建物の基本設計におけるボリュームチェック(どれくらいの規模の建物が建つかの検討)の工程で最初に確認される条件である。低層住宅に特化した「第一種低層住居専用地域」とは違い、高さ制限が比較的緩やかで中高層の建物が建てられるほか、一定規模までの店舗や飲食店、病院、大学などの教育施設の建築も認められており、生活の利便性と住環境のバランスを取っている点が特徴である。

現場での使われ方・注意点

現場では「一中高(いっちゅうこう)」と略して呼ばれ、設計者やデベロッパーが分譲マンションの計画を立てる際の基本条件として用いる。段取りの勘所は、この地域では日影規制(周囲に落とす影の時間の制限)や北側斜線・隣地斜線制限が厳格に適用されるため、計画初期の段階で日影図を作成し、建物形状の成立性を素早く見極めることである。第二種中高層住居専用地域と似ているが、第一種では小規模な店舗は建てられても、一定規模を超えるオフィスビルなどの建築は禁止されている点が異なる。よくある失敗は、この用途制限を見落として巨大な商業施設を含む複合ビルの図面を描き進めてしまい、建築確認申請が下りずに計画が白紙に戻る手戻りである。

別の呼び方

だいいっしゅちゅうこうそうじゅうきょせんようちき中高層専用地域一中高

設計・図面の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23