積雪荷重
せきせつかじゅう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
積雪荷重とは
建築基準法施行令第86条に規定される、屋根の上に積もった雪の重さによって建築物の構造全体に作用する下向きの垂直荷重。主に建物の構造計算や骨組みの部材寸法を決定する設計初期の段階で用いられる。特定行政庁が定める地域の指定垂直積雪量に基づき、一般区域では積雪1cmあたり20N/m2以上、多雪区域では30N/m2以上として計算される。固定荷重や積載荷重に加えて考慮すべき重要な外力であり、屋根の勾配や雪止めの有無によって低減できる場合もあるなど、雪国の建築物の安全性とコストを大きく左右する指標である。
現場での使われ方・注意点
雪国での設計実務では、地震や風よりもこの雪の重さが柱やはりなどの構造断面を決定づける要因となる。単に数値を拾うだけでなく、隣地への落雪リスクや、屋根の雪が落ちやすい勾配形状を合わせて検討することが設計の勘所となる。固定荷重と混同されがちだが、季節によって変動する短期的な荷重として扱う。よくある失敗は、建物の谷間になる部分やパラペットの裏側など、局所的に雪が吹き溜まる箇所の割増し検討を怠ること。想定以上の豪雪時にその部分に荷重が集中し、鉄骨カーポートや倉庫の屋根が陥没する事故に直結する。
別の呼び方
せきせつかじゅう雪荷重S荷重
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設計・図面の中での位置づけ
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この項目の最終更新: 2026-06-23