建辞郎建設・土木の用語辞典

硬岩判定

こうがんはんてい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

土質地盤

硬岩判定とは

国土交通省の設計基準に定められた、対象となる岩盤が花崗岩や安山岩などの非常に硬い岩質であると分類するための岩石区分の判定です。土工事において、ブルドーザーの後部にあるツメ(リッパ)で引っ掻いて崩す掘削が物理的に不可能であり、ダイナマイトによる爆破や大型油圧ブレーカーによる打撃破砕が必要なレベルの硬さを意味します。具体的な指標として、室内試験での一軸圧縮強度が50N/mm2以上と極めて高く、現場でテストハンマーを使って叩いた際に「キーン」という甲高い金属音が鳴るような強固な岩盤であることが判断基準とされています。

現場での使われ方・注意点

現場の掘削対象が「硬岩」と判定されると、一般的な大型バックホウなどでは全く歯が立たず、ダイナマイトを使った発破工法や大型ブレーカーでの破砕作業といった特殊な段取りに切り替える必要があります。よくある失敗は、設計段階の数少ないボーリング調査の判定を鵜呑みにして、普通の軟岩掘削のつもりで重機を手配してしまうことです。現場で実際に掘り始めてから硬岩の層にぶつかり、無理に掘ろうとして重機のバケットの爪を破損させたり、想定外の硬さで作業が全く進まず工期と予算が大幅に遅れる原因となります。実際の掘削断面での速やかな目視と打音確認が不可欠です。

別の呼び方

こうがんはんてい硬岩極硬岩

土質地盤の中での位置づけ

硬岩判定は「土質地盤」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは地盤改良(2語の説明に登場)です。この分類の11語は土質地盤の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23