亀裂間隔比
きれつかんかくひ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
亀裂間隔比とは
土木学会地盤調査基準において定義される、岩盤の物理的な不連続面である亀裂の密度の指標。具体的には、岩石ブロック内に存在する割れ目(節理や層理など)の平均間隔と、採取したボーリングコア径の比率で表される数値である。この値が小さい、つまり亀裂が密に入っているほど、岩盤全体の強度が著しく低下し、掘削時に崩壊しやすくなる性質を持つ。主に山岳トンネルや大規模な切土工事などの前段で行われる地質調査において、対象地盤の自立性を評価し、必要な支保工やのり面保護工の規模を判定する基礎データとして活用される。
現場での使われ方・注意点
法面の安定解析(スライド崩壊の計算)やグラウンドアンカーの定着長を設計する際に用いられる重要な数値。事前のボーリング調査で得られたコアを観察して判定するが、実際の掘削法面のなす角度と割れ目の角度との関係を立体的に把握することが勘所となる。よくある失敗は、コアの見た目だけで亀裂間隔を過大評価(安全側でない判断)してしまうこと。これを誤ると、計算上の安全性と実際の地山挙動が乖離し、掘削中に想定外の抜け落ちや大規模な法面崩壊を引き起こす危険が生じるため、専門技術者による慎重な確認が欠かせない。
別の呼び方
きれつかんかくひ節理間隔クラック密度
設計・図面の中での位置づけ
亀裂間隔比は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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この項目の最終更新: 2026-06-23