建物断面図面
たてものだんめんずめん
建物断面図面とは
建築基準法施行規則にも規定される基本設計図書で、建物を垂直に切断した状態を描き、基礎から屋根に至る各部材の高さ方向の寸法、スラブ厚さ、階高、梁サイズ等を視覚化した図面です。縮尺1/100または1/50などで作成され、各階の階高、天井高、軒の高さ等を明示します。平面図だけでは読み取れない上下方向の空間構成や、構造材の納まりを立体的に把握するために用いられます。建築設計の基本設計から実施設計の段階で作成され、施工中も高さの基準として常に参照されます。建物全体を切断する矩計図(かなばかりず)や、特定の部分を拡大した部分断面図など、目的に応じた種類があります。
現場での使われ方・注意点
意匠設計における高さ制限(道路斜線、北側斜線)の適合性照査や、現場での高さの確認に用います。天井裏の設備スペース(ダクト・配管高さ)が有効に確保されているかの確認を行います。段取りの勘所は、構造図や設備図と重ね合わせて、巨大な梁がダクトの経路を塞いでいないか(干渉チェック)を施工前に洗い出すことです。よくある間違いは、仕上厚さ(床のモルタルや天井のボード厚)を見落として有効高さを判断してしまうことです。これを怠ると、実際に配管を通す段階になって天井高が足りなくなり、設計変更や最悪の場合はコンクリート梁のハツリ工事という重大な手戻りが発生します。
別の呼び方
たてものだんめんずめん断面図建物断面図
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設計・図面の中での位置づけ
建物断面図面は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23