建辞郎建設・土木の用語辞典

衛生設備図面

えいせいせつびずめん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

衛生設備図面とは

建築設備設計基準に定められた、建物内の洗面所、トイレ、厨房等への給水、給湯、および雨水や汚水の排水処理システムの位置・ルートを記載した設備設計図書。水回り機器への確実な給水と、滞りない排水処理を行うための配管経路を関係者間で共有し、施工の指針とするために用いる。建築設計の最終段階や、現場着工後の設備配管スリーブ入れの工程で参照される。各階の平面図に加えて、給水・排水・ガス配管の管径、必要な勾配、立管を含めた配管ルートを全体のつながりが分かる系統図と合わせて明記することが定められている。

現場での使われ方・注意点

現場では「衛生図」や「給排水図面」と呼ばれる。トイレや厨房などの給排水管のルートを示す図面だが、段取りにおいて現場で最も気を揉むのが、自然流下で水を流すための「排水勾配」の確保と、構造躯体である「梁との干渉」の調整である。空調図面と重なるスペースを通るため、設備業者同士の施工図のすり合わせが勘所となる。これを怠り、スラブコンクリートを打つ前にスリーブ(配管を通す穴)を正確な位置に仕込んでおかないと、配管が通らずに後から硬化したコンクリートを斫る(削る)大惨事になり、構造耐力上の問題にも発展する。

別の呼び方

えいせいせつびずめん衛生設備図給排水衛生図衛生装置図面

設計・図面の中での位置づけ

衛生設備図面は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23