建辞郎建設・土木の用語辞典

谷樋板金

たにどいばんきん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

谷樋板金とは

日本建築学会の仕様書(JASS 12)等に規定される、屋根の形状において2つの斜面が内側に交差してV字型に凹んだ「谷」の部分に設置する、溝状の金属板金とその防水構造。建物を上から見たときにL字型やコの字型をしている複雑な屋根で発生する。この谷部分は屋根に降った雨水が最も大量に集中し、川のように激しく流れ下るため、雨漏りのリスクが非常に高い急所となる。そのため、サビに強いステンレスやガルバリウム鋼板などの金属板を敷き詰め、集めた雨水を軒先の樋(軒樋)までスムーズに導いて排水する重要な役割を持つ。

現場での使われ方・注意点

屋根工事を手掛ける板金職人や現場監督が、複雑な形状の屋根を葺く際に最も神経を使う箇所である。大量の雨水が勢いよく流れるため、板金のつなぎ目の重ねしろを水上側へ十分に確保(200mm以上など)し、さらにその下の防水シート(ルーフィング)を谷に沿って二重に敷き込んで止水ラインを何重にも補強することが最大の勘所。落ち葉や雪が谷部分に詰まると水が堰き止められ、板金の隙間や毛細管現象によって容易に屋根裏へと水が逆流し、居住空間へ滝のような雨漏りを引き起こすため、水が滞留しない勾配と施工精度が求められる。

別の呼び方

たにどいばんきん谷板金谷樋たにどい

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設計・図面の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23