建辞郎建設・土木の用語辞典

オーガー掘削

おーがーくっさく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

基礎工事

オーガー掘削とは

らせん状のスクリュー羽根を持つ掘削ロッドを回転させて、地盤を削りながら垂直に穿孔する掘削方法。土砂をらせん状の溝に沿って地上に連続的に搬出でき、硬質地盤や粘性土地盤でも効率よく削孔して杭を沈めるための空間を作る目的で採用される。建築物の場所打ちコンクリート杭の先行掘削や、土木工事での鋼管杭・既製コンクリート杭の埋設工事など、地中深くの基礎工程で多用される。スクリュー単体で掘り進める単軸オーガーのほか、ケーシングチューブを逆回転させながら同時に押し込んで孔壁の崩壊を防ぐケーシングオーガーなどがあり、地下水位の高さや地層の崩れやすさに応じてアタッチメントを組み替えて施工の確実性を担保する。

出典: 土木工事標準仕様書(第2編 基礎工事)

現場での使われ方・注意点

杭打工や現場監督が、杭基礎の先行削孔時に用いる。スクリューの回転による土砂巻き上げ時の飛散や、削孔完了後の孔への第三者転落を防ぐため、孔口カバーの設置と周囲へのバリケード設置を徹底する。段取りの勘所は、掘削時に排出される大量の泥土を効率よくダンプに積み込めるよう、専用のピットを設け、場内が泥だらけにならない動線を確保すること。よくある失敗は、地中の予期せぬ転石やコンクリートガラにロッドが激突し、スクリューの刃先が欠損したり、機械本体が転倒する事故。単純なショベルでの掘削と違い、見えない地中を深く掘り進めるため、オペレーターは機械の振動やモーターの負荷音から地質の変化を読み取る感覚が求められる。

別の呼び方

オーガー掘りスパイラル掘削Auger boringアースオーガー掘削オーガ掘削先行削孔

関連動画

基礎工事の中での位置づけ

オーガー掘削は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

オーガー掘削についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10