建辞郎建設・土木の用語辞典

基礎スラブ

きそすらぶ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

基礎工事

基礎スラブとは

建物の最下部にあって、上部の柱や壁から降りてきた巨大な重さを直接地盤に、あるいは下部の杭を介して地中に伝えるための、厚みのある鉄筋コンクリート製の平らな底版。建物の底全体を一体のコンクリートの板にすることで、重さを面全体に均等に分散させて建物の傾きや不同沈下を防ぐために設けられる。また、地中から湧き出る地下水の浸入を防いだり、床下からの湿気を遮断したりする強固なフタとしての役割も併せ持つ。住宅で用いられる一般的なべた基礎から、地下室を持つ大型ビルの耐圧版まで、建物の規模に応じて厚みが変わる。

出典: 土木工事標準仕様書(第2編 基礎工事)

現場での使われ方・注意点

現場の型枠工や鉄筋工からは「耐圧版」や「スラブ」と呼ばれる。地下深くの掘削底で大量の鉄筋を格子状に組み上げ、巨大なポンプ車で生コンクリートを一気に流し込む。大型の建物では厚さが1メートルを超えることも珍しくなく、コンクリートが固まる際の発熱で内部が高温になり、冷える過程で表面が割れてしまう温度ひび割れを起こしやすいのが最大の注意点。ひび割れから地下水が染み込む手戻りを防ぐため、夏場はあらかじめ冷やした生コンを使ったり、打設後に一定期間ブルーシートで覆って急激な温度変化を防いだりする養生が勘所となる。

別の呼び方

杭頭スラブ基礎版Pile cap slab耐圧版べた基礎マットスラブ基礎底版

基礎工事の中での位置づけ

基礎スラブは「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10