杭頭処理
くいあたましょり
杭頭処理とは
場所打ちコンクリート杭の施工において、コンクリート打設時に杭の最上部へ浮き上がった脆弱な部分を、所定の設計標高まで削り取って排除し、健全なコンクリート面を露出させる工程のこと。打設の特性上、杭上部にはレイタンスや泥水が混じった強度の低い不純物が集まるため、これを完全に取り除く目的で行う。主に杭工事が完了して基礎掘削が進んだ後の、基礎躯体工事の準備段階で実施される。手法としては、ハンドブレーカーなどを用いて人力ではつる従来の方法のほか、静的破砕剤を利用して低騒音で割る方法、あるいは専用のリングを用いて杭頭をすっぽりと引き抜く機械式の工法があり、現場の環境や騒音規制の違いによって使い分けられる。
出典: 土木工事標準仕様書(第2編 基礎工事)
現場での使われ方・注意点
現場では「杭頭はつり」や単に「はつり」とも呼ばれ、杭打設後の土工事が進んで杭の頭が見えてきたタイミングで基礎職人などが着手する。段取り上の勘所は、周囲の掘削や山留め支保工の解体と並行して作業スペースを確保し、はつった大量のコンクリートガラを滞りなく搬出する動線を組むことである。既存のコンクリートを削る作業全般を指す「はつり」と混同されやすいが、杭頭処理は基礎と杭を一体化させるための極めて重要な構造的工程である点が異なる。典型的な失敗は、指定された設計標高よりも深く削りすぎてしまう「過剰はつり」であり、これが発生すると杭の耐力が不足し、後から無収縮モルタル等で補修する大きな手戻りとなるため注意が要る。
別の呼び方
杭切断頭部処理Pile cap preparation杭頭はつり杭頭カットレイタンスカット
この工種の歩掛
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基礎工事の中での位置づけ
杭頭処理は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10