建具キープラン
たてぐきーぷらん
建具キープランとは
建築製図基準にも規定されている図面の一つで、建物内の「どこ」に「どのタイプ」のドア、窓、シャッターなどの建具が設置されるのかを一目で把握できるようにした案内図です。縮尺の小さい各階の平面図をベースとして、そこに実際の建具の形状ではなく、丸や菱形で囲んだ固有の符号(アルミ窓ならAW-1、スチールドアならSD-1など)と、その開閉方向を示すシンプルな記号だけをマッピングして配置します。この図面自体には寸法や材質の詳細は書かれておらず、別途作成される「建具表」(各符号の詳細仕様を一覧にした表)とセットで読み解くことで、膨大な数の建具を間違いなく手配・配置するためのマスタープランとして機能します。
現場での使われ方・注意点
着工直後に建具メーカーへサッシの製作発注をかける際や、躯体工事でドア枠を取り付けるための墨出しを行う際に、現場監督や職人が常に持ち歩いて確認するバイブルのような図面です。よくある致命的な失敗は、設計変更があった際に平面図の符号は直したのに、建具表の修正が漏れていて図面間で不整合が起きることです。これを見落とすと、右開きのドアが左開きで納品されたり、防火戸が必要な場所に普通のドアを取り付けて消防検査に落ちたりという、取り返しのつかない発注ミスに直結します。そのため、発注前にキープランの符号と建具表を蛍光ペンで一つずつ消し込みながら、完全一致しているかを確認する地道な作業が最大の勘所です。
別の呼び方
たてぐきーぷらん建具配置図建具キープラン図
関連動画
設計・図面の中での位置づけ
建具キープランは「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23